INTERVIEW保育士

  • 奈良原 渉AIAI NURSERY 大和田 5歳児担当

  • 大沢 章子AIAI NURSERY 三番町 主任保育士

  • 永井 陽子AIAI NURSERY 菅野駅前 フリー担当

保育園における保育士の役割を教えてください。

奈良原保育園は子どもが保護者と離れて長時間過ごす場なので、まずは子どもにとって安心できる存在であることですね。自分は「もう一つの家」の家族でいたいと思っています。
大沢保育園が子どもにとって安心できる場であるために、この先生のそばにいたい、一緒にいるから楽しいと思ってもらえるような存在にならないといけないですね。また、子どもが快適に安全に過ごせるよう環境を整えることも大事な役割だと思います。
永井子どもたちが安心・安心に過ごせる場を提供することで保護者も安心して預けられますよね。
大沢一方で、保育園は子どもたちにとって学びの場でもあるので、子どもたちの成長・発達のために必要な環境設定をして、子どもたちの主体性を引き出していくような関わりをしていくことも大切だと思います。
永井学びという点では、子どもにとっては初めての集団生活で社会性を学べる場ですから、友達との関わり方や、行事などで協働することを通じて、周りの人との信頼関係を築けるようにサポートするのも保育士の役割ですね。
奈良原そういった社会性の学びにつながる人間関係の向上には、保育士との信頼関係が不可欠だと思いますし、信頼関係の基盤として、子どもにとって安心できる存在であることが保育士の大事な役割だと思います。

保育をする上で大切にしていることは何ですか?

永井常に笑顔で全力で子どもと一緒に楽しむことを大切にしています。子どもは大人のことをよく見ていますので、保育士自身が心から楽しむ姿を見せることで、子どもの「楽しそう」「やってみたい」という気持ちを引き出せると思います。 奈良原:子どもの発見を大事にしていきたいと思っています。大人がそんなことって思うようなことでも子どもにとっては大きな発見で、その発見からどんどん興味が深まって自分で調べたり、考えたり、友だちと一緒に何かやってみたり、と広がっていくので、子どもの発見の一つ一つを見逃さないようにしていきたいですね。
大沢子どもの気持ちに寄り添うことを大切にしています。言葉で気持ちを伝えられない小さい子でも行動やしぐさで一生懸命教えてくれるので、その気持ちに寄り添うことで信頼関係が深まって、保育士が子どもにとって安心できる大好きな存在になれると思います。
奈良原保護者支援の点では、こちらから積極的にコミュニケーションを取っていくことを心がけています。大事なことは子どもを中心に考えて、子どもの情報を共有したいという意識で接すること。家庭での子どもの様子もわかりますし、保護者の方にもより園での様子を知ってもらえます。家庭と保育園の相互理解から、より子どもの発達につながる支援ができると考えています。
大沢やはり、子ども一人ひとりのことは保護者が一番良く知っています。一方で子どもの発達という側面では、我々は専門職としての知識を持っているので、こういう場合はこういう援助が良いなど、根拠のある的確なアドバイスを具体的にしていくことが保護者との信頼関係につながると思います。研修や動画カンファレンスなどの自己研鑽を欠かさず、日々専門的知識を磨いていくことが大切だと感じています。

AIAI NURSERYはどんな園ですか?

永井「もう一つの家」のコンセプト通り、少人数で家庭的。子ども一人ひとりをよく見ることができます。担任だけでなく、保育園全体で全ての子どもを見守っていると感じます。
大沢「もう一つの家」のコンセプト通り、少人数で家庭的。子ども一人ひとりをよく見ることができます。担任だけでなく、保育園全体で全ての子どもを見守っていると感じます。
永井また、IQパズルや英語、体操と、就学に向けた取り組みをしっかり行っているのも特色ですよね。これらのプログラムを会社全体として取り入れていることで、どこのAIAIへ行っても充実した就学支援を受けることができます。
大沢働いている保護者の方は習い事に連れていくのも大変ですから、これらのプログラムは保護者支援の点でも良い取り組みだと思います。
奈良原こういったプログラムも、単純に何かを教える、できるようにさせるということではなく、子どもが楽しんで自分から取り組めることを大事にしています。例えばIQパズルも、ただ答えを知り覚えるのが目的ではなく、答えを探して自分で考えるプロセス、考える力を養い、数字や図形が好きになる。わからないことにも楽しくチャレンジして、諦めずに考え続ける姿勢を大切にしています。
大沢専門的な指導方法は保育士の学びにもなりますね。
奈良原自分たち保育士には、発達についての専門知識と、その発達をどう伸ばすかの方法が求められています。保育士は日々子どもと接していますから、子どもの発達段階について理解しているとは思いますが、発達段階を知っていることと、その発達を伸ばす方法を知っていることとは違います。保育士の専門性を持った日常の関わりの上に、こういったプログラムがあることで、保育士個人のスキルや知識の偏りに関わらず、どの保育士であっても一人ひとりの子どもに合った適切な支援ができると思います。私たち保育士も子どもや保護者と関わる経験を通じて日々学んでいるので、経験はとても大切ですが、子どもも保護者も一人ひとり異なりますので、エビデンスに基づいた専門知識を常に更新していく必要があると思います。
大沢研修や動画カンファレンスも充実していて、日々の業務もある中で大変ですが、専門職として学び続けることの大切さを常に思い出させてくれますよね。
奈良原子どもにとっても保育士にとっても、主体的な学び、自ら成長する力を大切にしている園だと思います。